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坪単価の安さは本当の安さではない!

2020年09月15日
大きいマンション

注文住宅を建てる際にハウスメーカーに相談すると、大まかな建設費用の目安として坪単価が提示されるケースがほとんどです。一般的に建築業の世界では、建設コストを比較する目安として単位面積あたりの施工費用が用いられます。一戸建て住宅であれば、建設費用を床面積で割った坪単価が用いられます。

坪単価はハウスメーカーを選ぶ際に重要な指標のひとつですが、注意すべき点があります。ハウスメーカーによって提示される坪単価は実際にかかる金額とは異なる場合がほとんどだからです。ほとんどの場合、完成後に実際に支払う費用は単純に床面積に坪単価を掛けた金額とは異なります。

坪単価の計算方法は業者ごとに違い、分母に相当する部分(面積)が会社ごとに延床面積または施工面積で異なることがあります。延床面積というのは建物内の床に相当する部分の面積で、各部屋・廊下・クローゼット・押し入れなどが該当します。ただし、玄関ポーチ・吹き抜け・ベランダなどは延床面積に含まれません。施工面積は玄関ポーチ・吹き抜け・ベランダなどが全て含まれており、同一の建物でも延床面積よりも大きな数字になります。全く同じ構造・建築費の建物でも施工面積をベースにして計算をすると分母の数字が大きくなるので、坪単価が低くなってしまいます。

坪単価を計算する際に、業者によっては実際の建築費用とは異なる金額で計算する場合があります。例えば建物外の施工費用(ガレージ・玄関ポーチなど)や、キッチンやその他の内装でどうしても必要になるオプションが建設費用に含まれていないケースが少なくありません。

住宅を建設する場合の建築費は、単に建物を作るだけではありません。電気や水回りなどの付帯工事費用、諸経費(登記費用や申請費用・手付金など)、カーテンレール・手すりなどの内装や塀・門扉などの施工費用なども必要です。照明・システムキッチン・ユニットバスなどをオプションなどのために追加で出費が必要になるケースがほとんどです。業者の中には建設費用を安く見せかけるために、これらの費用を含めずに提示することがあるということを知っておきましょう。

ハウスメーカーを選ぶ際に坪単価を比較する場合は、分母(延床面積・施工面積のいずれか)と各種オプションや外構部の施工費用を考慮する必要があります。坪単価を比較する際は表面上の数値だけではなくて内容にも注目する必要があり、数字のトリックに騙されないように注意しましょう。